Sempre per Milan

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la gazzetta dello sport のミランに関する記事をだら~っと訳すblog 

9/5 ベルルスコーニはモンツァへ?

Nicola Colombo, president of Monza.  Photo: www.monza1912.it

ブリアンツァ(地名)のトップコロンボについて,元ミランのトップとガッリアーニへのクラブ売却取引が迫っている.”他のコンタクトもある”

シルヴィオ・ベルルスコーニモンツァの新たな会長となる.噂が立ってから数時間後,現トップのニコラ・コロンボは元ミランのオーナーへの売却の可能性について噂が本当だと認めた

コロンボ:数時間のうちに何が起きたのかは知らないが,そのニュースはおそらく本当だ.すべての騒ぎはモンツァに関するフィニンベストのアイデアから始まっている.この分別のない騒ぎはシルヴィオ・ベルルスコーニが前ミラン役員のガッリアーニと共にブリアンツァのクラブの経営権を手に入れようとしていることによるものだ.私の知る限りでは,先日フィニンベストのトップから一種の調査と言えるような電話が入った.その電話では,会社に関するあれこれ,私たちが最近把握しているアナウンスやスタジアム,クラブについての基礎的な情報を聞かれました.これには私は驚かされました.うれしいですよ.なぜなら失敗し誰もが魅力を抱かなくなった会社が3年もしないうちに戻ってこれたのですから.それに,セリエBへの昇格に近づくという良い結果(昨季セリエC4位)も得られており,こういった騒ぎになっているのもマネジメントへの評価が非常によいということです.そしてこの良い流れは他の買い手の興味も集めることでしょう.

 

SEPTEMBER 05,2018

9/5 ミラン,モントリーヴォの奇妙な状況

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元キャプテンは離脱したが,いまやUEFAに提出されたリストに含まれ怪我から復帰中;ガットゥーゾは彼を待っている.

インスタグラムへの最新の投稿は4日前に遡る;ロッソネロのシャツをきた面々がハグしあっている写真に”最後の最後に...素晴らしい男たち!”というフレーズが添えられている.この写真とフレーズを投稿した元キャプテンは復帰してミランの地位を奪回しようとしているようだ.リッカルド・モントリーヴォは一年間締まりのない上腕二頭筋に慣れていた;ボヌッチの到着,新たな選手の補強,そしてサポーターが変更をのぞんだことでキャプテンバンドは彼を退けてしまったのだ.しかしさらに不憫なのは,彼が常に役割の変更を求められてきたこと;アッレグリ政権の終盤に雇われたミッドフィールダーは今のガットゥーゾ政権に至るまでずっと不都合なラベリングがなされてきたということだ.

 

ほとんどサヨナラ - 7年目の危機はマーケットの開始と共に始まった;モントリーヴォは7月のロッソネリの会合ですばらしい愛情をもって大きな挨拶と拍手喝采を受けたが,それと同時にPortelloのオフィス(おそらくカーザミラン)では放出戦略が始まっていたのだ.中盤の控えであるロカテッリを放出したにもかかわらず,モントリーヴォもプロジェクトの端に置かれ,役員たちは関係者すべてが満足するような放出の可能性を探っていた(2019年までの契約で現在33歳,年俸はボナベントゥーラより多くチャルハノールと同じ250万ユーロ).パルマが合意に近づいていたが,モントはこれを拒否,バカヨコの補強によりさらに中盤の競争がタイトになったにもかかわらず出場機会を信じている.たしかに最近の進捗は彼に存在理由を与えるかもしれない.昨日の午後ミラネッロで彼はチームに合流したのだ.しかし,8月から彼を苦しめているふくらはぎの問題が完治していないためトレーニングはジムでのものに限られている.もっとも,ガットゥーゾのヨーロッパでの選択に彼が含まれたことの方がよいニュースかもしれない;ミランは彼の回復を早めているし,彼が良いコンディションを示せば,よいアイデアとなりえるだろう.そうすれば,彼の仲間を鼓舞する言葉はSNSでの囁きではなく戻ってきてピッチ上から聞けるかもしれない.

 

SEPTEMBER 05,2018

9/4 ベルルスコーニとガッリアーニがフットボールへの出戻りを探る;彼らはモンツァを欲している

Silvio Berlusconi, 81, and Adriano Galliani, 74. Ansa

コロンボファミリーが保有するセリエCへの強い関心;ミランの前会長は筆頭株主を目指し,前CEOは役員になる計画.

30年以上彼らはイタリアと世界にかけて,ミランの主人公でありつづけたが,16か月前(2017年4月13日)その時代はおわった.それでも世界におけるシルヴィオ・ベルルスコーニアドリアーノ・ガッリアーニの呼び声は非常に高い;1977年から1980年にミランのオーナーの一人であったニコラ・コロンボとその息子の所有するモンツァの買収に彼らは興味を持っている.

 

プロジェクト - ベルルスコーニ筆頭株主になり,もしかすると名誉会長に就任して実質的な指揮はとらないかもしれない.それに対してガッリアーニは74歳にして彼の町のチームの役員になるだろう;1984年から1986年までモンツァのSDと副会長を務めていたのだ.ミランに貢献してきた後,彼はフィニンベストの不動産部門の会長にアポイントメントを取っていた.

 

SEPTEMBER 04,2018

 

9/4 メディアが騒がなくなった時マケダとマストゥールはギリシャを出る

Federico Macheda and Hachim Mastour, destination Greece.  Journal

一人はファーガソンに愛され,もう一人はモロッコのメッシとされていた.いまや二人ともギリシャスーパーリーグで自らの価値を高めようとしている.

フェデリコ・マケダハキム・マストゥールギリシャスーパーリーグを選択した.彼らはそこで自分探しや自問自答をすることだろう.彼らに共通点はほぼなく,年齢・国籍・ポジションは異なるが,両者ともに過去に栄光があったという点は一緒だ.

 

ファーガソンの教え子 - マンチェスターでのフェデリコ・マケダはよく覚えられている;彼はヘビースコアガイで致命的な一撃を与えていたことから,赤い悪魔たちの中ではKiKOというニックネームで呼ばれていた.08-09シーズンの終盤,アストンビラ戦での彼の一撃はタイトルを勝ちとる決定打のうちのひとつだった.これは英国フットボールファンの記憶に確かに刻まれている.そして今サー・アレックス・ファーガソンプロテーゼギリシャパナシナイコスと3年契約を結んだ.ギリシャのクラブは7年前のU-21の時の青いシャツを着た彼の写真を使ってこれを発表したが,ソーシャルメディアには注目されなかった.

 

若者の約束 - ハキム・マストゥール,フリースタイルなボールを扱う技術でミランと世界を魅了した子供は決して飛躍することはなかった.リーガ(マラガ)とエールディビジズウォレ)でのローンを通じてたった2ゴールしか決めることができなかったのだ.新しいクラブであるギリシャスーパーリーグのラミアは夕方彼を待って契約の詳細について議論し,それがスケジュール通りうまくいけば正式にクラブへ加入することとなる.4年前たった16歳の時にイタリアは彼に出会ったが,メディアが名付けた重すぎるニックネーム”モロッコのメッシ”はもしかすると子供にとって過度なプレッシャーだったかもしれないし,少なくとも助けとならなかったのは確実であろう.ハキムはまだ20歳なのでまだ偉大な将来を見つけることができるかもしれない...

 

SEPTEMBER 4,2018

 

9/3 ミランのマーケット,リーノよ気をつけろ;ロペテギがあなたの宝石を奪うかも

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レアル・マドリードガットゥーゾミランの宝石を狙う.

ミラン - フレン・ロペテギは9月フロレンティーノ・ペレスにマーケットでのターゲットについて働きかけた;スペイン人監督は既に潤沢な攻撃陣にさらに補強を望んでいるのだ.正確に言えば,カリム・ベンゼマの代わりが務められる能力を持つストライカーを欲している.そのため,ブランコス(レアルの愛称)はレアルの監督が好むプロフィールを持つ選手を探した.そしてこれはファンとガットゥーゾにとって絶望かもしれないが,この答えとなる選手はミランでプレーしている.つまりパトリック・クトローネだ.

 

実際に,レアル・マドリードがクトローネを追っているとスペインの情報誌ドンバロンにより報じられた.前スペイン代表監督のロペテギはスソを招集した後もう一人のロッソネロに唾をつけようとしているというわけだ.ロペテギのクトローネに対する情熱は昔からのことである;イベリア(スペインのこと)のポータルによれば,ロペテギは2014-16にポルトのベンチに座っていたころからこの若い爆撃機にすでに注目していたという.この移籍を受け入れるのに今は正しいタイミングといえるだろうか?明らかにこれは難しいといえるだろう.ミランは彼をしっかりと引き留めるし,ガットゥーゾも教え子を失いたいとは思わない.

 

SEPTEMBER 03,2018

 

 

ローマ戦での采配

ローマ戦では,イグアインの見事なアシストからクトローネがシュートを流し込みましたが,ガットゥーゾの采配もよかったと思います.

後半のはじめ,ディ・フランチェスコは前半でまったく機能しなかった奇策3バックを早々に諦めCBのマルカーノを下げて左ウイングのエル・シャーラウィを投入しました.これで当初の予想フォーメーション通りになり,目に見えてローマは改善しました.前線からのプレッシャーが改善し,選手の距離感もよくなったことでビルドアップもよくなったので,後半の20分くらいミランは嫌な時間帯を過ごします.

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ここで,ガットゥーゾが動きます.ローマはこの日右サイドにカルスドルプとエンゾンジを置きましたが,まだチームには完全にフィットしているとはいえず度々ミランの侵入を許していました.そして右CBのファシオも対人守備がそこまでよくない(一点目の失点に関与).そこで,再びここを起点にしようと個人技で勝負できるラクサールとカスティジェホを投入します.

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これで,左サイドの運動量と個人技を武器に流れを引き戻し,押し込めるようになりました.続けざまに運動量が落ちてイグアインの空けたスペースへの飛びこみやプレッシングが緩慢になってきていたボナベントゥーラを下げクトローネを投入します.

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中央で降りて組み立てに参加するイグアインと左サイドでカスティジェホと共に崩しにかかるクトローネがうまく機能します.先ほどの二人のおかげで押し込めるようになったので,攻撃の機会が多くわずか10分でもイグアインとクトローネはお互いの動きが読めるようになっていました.

見返してみると,イグアインがボールをもったとき必ずクトローネが裏をねらってアピールしています.実は前半にも同じようなシーンがありました.前半の10分にスソからイグアインにクロスが入ります.これでイグアインはスソはクロスを入れてくれると確信し,これ以降スソがボールをもったとき必ずエリアに走りこんでいます.

こうして,ラストプレーでイグアインがボールもったとき彼にはシュートとパスの二つの選択肢が生まれたのでした.ガゼッタでも指摘されている通り偶然のプレーではないということですね.

 

FORZA MILAN

9/1 ミラン,”ダブル9”作戦

4-4-2への変更はローマを間延びさせることに成功したが,ガットゥーゾはあくまでも試合途中でのオプションとしてしか用いない.

イグアインとクトローネ.この二人のコンビがローマ戦の数分で良いプレーを見せたことから,多くのミラネーゼはこの二つの爆撃機共存を望んでいる.しかし,ガットゥーゾはゲームの最初から4-4-2でスタートさせることはしない.このフォーメーションは彼が望むようなフィールド全体を支配できるシステムではないし,今好調のボナベントゥーラのような選手の序列を下げ,果てはそもそも完全にはフィットしないシステムになるかもしれないからだ.要するに,スソ,チャルハノール,カスティジェホ,ボリーニのように攻撃に偏ったサイドアタッカーたちでは長期的に見てバランスを欠くということなのだ.しかし,タイトルレースや緊急時となれば全く話は別だ.Wyscout(スカウトのためのサイト)の二枚の写真を借りて,金曜日の夜の二人のストライカーの動きを見てみよう.

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ゴール - 84分の4-3-3から4-4-2への変更はクトローネの投入によるものだ.これは1-1のミランがローマを十分に間延びさせられていなかったので理想的な変更だった.リーグ戦初の3ポイントを悪魔たちにもたらしたゴールはイグアインとクトローネのコンビによるものだった;ゴンサロは下がってエンゾンジのミスを誘発し,パトリックは誰よりも早くアシストを読み切った.

 

動き - これらは決して偶然の産物ではない;10分間の間にアルゼンチンとイタリアの爆撃機は墜落させられることなく攻撃で絡んだ.イグアインが中央に陣取った時,クトローネは左サイドに開いた.そしてイグアインがレフェリーにむいた瞬間をついてジャロロッシ(ローマ)のDF陣に穴をあけた.写真をみればミランがポゼッションしているときに,一番前でポジションをとっているクトローネが確認できる;カスティジェホとラクサールが起点となることが多かった.これはいつでもそうなのだがカギとなったのはダイナミズムだ.どれだけ動いたかだけではなく,どのように動いたかも重要なのだ.もし”ダブル9”が正式採用されていないとしても,ガットゥーゾにとっては十分にジョーカーとなりえる余地がある.ガットゥーゾ曰く”クトローネは毒をもっている”;願わくばベンチでチームメイトを侵すのではなく敵を侵してほしいものである.

Still decentralized game on Laxalt, if Cutrone is already at the edge of the Higuain area, he shows himself further back

 

SEPTEMBER 01,2018