Sempre per Milan

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la gazzetta dello sport のミランに関する記事をだら~っと訳すblog 

9/1 ミラン,ガットゥーゾ,歴史的勝利;タブーを打ち破る

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ロッソネリはこの12年間アディショナルタイムで勝ち越しゴールを決めていなかった.

それは2006年5月14日のこと.数か月後にカルチョポリが起きて変化が訪れる最後のリーグ戦だった.このときACミランは90分にアモローゾのPKでローマに勝った.それからというもの悪魔たちはセリエAアディショナルタイムに勝ち越しゴールを挙げることができていない.昨日のサンシーロでの95分に決まったクトローネのゴールはそういったタブーを打ち壊し解放するものだったのだ.

 

ほろ苦い結末 - 最近の土壇場でのセレブレーションはどれもインテルに対するもので,一つ目は2シーズン前のリーグ戦で97分にサパタが決め2-2としたものだがこれはあくまで引き分けに持ち込んだにすぎない.二つ目は昨シーズンのイタリアカップで延長戦にクトローネが決めたものだ.とにかく近年ではそれにも増して最後に敗れることの方が多い.例えば2シーズン前のユベントス戦でディバラに厳しいシュートを食らったり,昨シーズンはデルビーでイカルディに決められて2-3とされたりした.

 

キャラクター - 2006年のミラン対ローマ戦の時はガットゥーゾがキャプテン̪シーを発揮したが,今回の勝利はチームがそういった過去の栄光を取り戻そうとして正しい姿勢でシーズンを迎えた結果だ.チームは改善しており,CLに出場するローマとナポリとの二試合を消化した.しかし最も重要なのはギャングガットゥーゾがスペインでいうところの ”卵たち”に対して発揮しているキャラクターかもしれない;それはそこそこのチームを偉大な目標に導くかもしれない.もしサンパウロがもっと早く去っていれば(?)ミランはジャロロッシに対して勝ち点三点を獲れることを信じずにはいられなかっただろう.

 

攻撃 - フェラーリ達のこのような攻撃の兆しは昨シーズンのジェノア戦やイタリアカップで延長まで戦ったインテル戦で見せていた.しかしながら長い間セリエAでのきらめきは失われており,昨夜は12年もの記録を打ち破るものとなった.クトローネとイグアインが勝利を運んだのだ;それは決勝弾を決めた若者とアシストした熟練者による働きだ.ピピータのテクニックと頭脳があればこのコンビは今後よりみる機会が増えるだろう.この傑出したフォワードはミランをチャンピオンに戻す責務を負っているのだ.

 

SEPTEMBER 01,2018